診療検査技術部

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放射線科について

放射線科では日々進歩する機器や検査に対応すべくスキルアップに努めています。院内では各科と情報共有を密とし、患者様におかれましては、早く正確な検査を目指し、常に低被曝を心掛けています。同時に地域医療に貢献するために、周辺医療施設からの依頼検査に迅速に対応し、緊急検査においても、診療に支障が出ないよう素早い結果を出すよう心掛けています。

診療検査技術部 放射線科技師長
鵜澤勇司

検査概要

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

MRI検査とは磁気共鳴を利用して人体のあらゆる断面を撮影できる検査です。また、MRA検査では造影剤を使用せずに頭部や下肢などの血管を撮影することが可能です。特に頭部の検査では、急性期脳梗塞や、症状が出にくい、かくれ脳梗塞、脳動脈瘤の有無などの診断に優れています。他にも全身様々な部位の撮像に対応しています。
当院では、早期アルツハイマー型認知症の診断指標として診断支援ソフト「VSRAD(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)」を導入しています。VSRADでは頭部のMRI撮影を行い、得られた画像データをコンピュータで解析し、健常者の脳と比較することで、海馬、海馬傍回の萎縮を数値で示すことが出来ます。

CT(Computed Tomography)

CT検査とはX線を利用したコンピューター断層撮影検査です。細かく撮影することにより、様々な断面に再構成することも可能です。短時間で撮影ができ、頭蓋内病変や5mm以下の小さな肺がん、肝臓腫瘍、胆嚢結石、腎臓結石、膀胱腫瘍などを検出することができ、様々な部位の撮影が可能です。

骨密度

骨塩定量検査とは低エネルギーX線を利用して骨密度を測定する検査です。当院では東洋メディック社製のDTX-200を採用しており、骨粗鬆症の判定や早期発見に役立っています。 検査は椅子に座って腕を機械の中に入れて前腕骨を測定します。測定時間は約1分で患者様の負担が軽く行える検査です。